ビジュアルエディタを非表示にする方法【投稿・固定ページ・ウィジェットごとに制御】

WordPressの管理画面では、投稿や固定ページの編集画面に「ビジュアルエディタ」が標準で表示されます。便利ですが、コード主体で書きたい場合や、誤操作を防ぎたい場合は非表示にした方が安心です。

WordPressのGutenberg(ブロックエディタ)から従来のクラシックエディタに戻すためのプラグインとして、Classic EditorやDisable Gutenbergを使用すると、従来のエディタにすることができます。

この記事では、functions.php にコードを追加して、全体・投稿だけ・固定ページだけ・ウィジェットのテキストだけに分けてビジュアルエディタを非表示にする方法を紹介します。

実装のポイント

  • user_can_richedit フィルタで制御する
  • post_type で投稿タイプごとに分岐できる
  • ウィジェットは wp_editor_settings フィルタで無効化できる

functions.php にコードを追加

① 全体で非表示にする


// 全体でビジュアルエディタを無効化
add_filter('user_can_richedit', '__return_false');

② 投稿だけビジュアルエディタを非表示にする


add_filter('user_can_richedit', function($default) {
    global $post;
    if (isset($post) && $post->post_type === 'post') {
        return false;
    }
    return $default;
});

③ 固定ページだけビジュアルエディタを非表示にする


add_filter('user_can_richedit', function($default) {
    global $post;
    if (isset($post) && $post->post_type === 'page') {
        return false;
    }
    return $default;
});

③ ウィジェットのテキストだけビジュアルエディタを非表示にする


add_filter('user_can_richedit', function($default) {
    global $post;
    if (isset($post) && $post->post_type === 'page') {
        return false;
    }
    return $default;
});
補足:
テーマ更新で functions.php が上書きされるのを避けたい場合は、子テーマやカスタムプラグインに追加してください。

代用プラグイン

コードを使わずに設定したい場合は「Classic Editor」や「Disable Gutenberg」などのプラグインを導入すれば、簡単にビジュアルエディタの表示・非表示を切り替えられます。

まとめ

  • 全体で無効化:__return_false
  • 投稿・固定ページ、ウィジェットのテキストごとに分岐:post_type
  • ウィジェットは wp_editor_settings

運営スタイルに合わせて、必要な範囲だけビジュアルエディタをオフにすると効率的です。