用語集(初心者向け)

WordPressを使ってサイト運営をしていると、スラッグやショートコードなど専門用語がよく出てきます。
初心者の方でもわかるように、よく使われる用語をまとめました。

1 投稿・ページ関連の用語

用語 意味 例・補足
固定ページ 投稿とは違い、時系列で並ばない固定的なページです。 会社概要ページやお問い合わせページ
投稿 ブログ記事のこと。時系列で表示されます。 ニュースや日記、ブログ記事など
スラッグ ページや投稿のURLの一部。簡単に言うと「アドレス名」です。 例: https://example.com/aboutabout
アイキャッチ画像 投稿や固定ページの代表画像です。 記事一覧やSNSで表示される画像

2 分類・整理用語

用語 意味 例・補足
カテゴリー 投稿を大きく分類するラベルのようなものです。 例: 「ニュース」「イベント」「ブログ」
タグ 投稿に付ける細かいラベルです。 例: 「WordPress」「PHP」「CSS」

3 機能・拡張用語

用語 意味 例・補足
テーマ サイト全体のデザインや構造を決めます。 Lightning、Cocoon、Twenty Twenty-Three など
カスタム投稿タイプ 投稿や固定ページ以外の独自コンテンツを作る機能です。 作品集、ランキング、イベント情報など
クラシックエディタ 従来の編集画面(TinyMCEベース)で記事を編集します。 プラグインで有効化して使用可能
ビジュアルエディタ 記事の見た目を確認しながら編集できるWYSIWYG画面です。 クラシックエディタやブロックエディタ内で使用可能
ブロックエディタ コンテンツをブロック単位で編集できる新しい編集画面です。 WordPress 5.0以降は標準
Gutenberg WordPressのブロックエディタの公式名称。ブロック単位で編集可能。 ブロックエディタと同義
プラグイン WordPressに機能を追加するソフトです。 SEO用プラグイン、予約システムなど
ショートコード 記事やページ内で特定の機能を呼び出す簡易コードです。 例: [random_posts count="4"]
キャッシュ 表示を早くするために一時的に保存されたデータ。 キャッシュが古いと最新情報が反映されないことがある
FTP サーバーとファイルをやり取りする通信方法。 WordPress本体やテーマを手動でアップロード・編集するときに利用
REST API 外部システムやJavaScriptからWordPressのデータを取得・操作する仕組み。 例: JSON形式で投稿データを取得する

4 管理画面関連の用語

用語 意味 例・補足
ダッシュボード WordPress管理画面のトップページ。 サイトの概要や最新情報が一覧できる
管理バー ログイン中に画面上部に表示される操作バー。 投稿の編集やログアウト、コメント確認などが可能
サイドバー 管理画面左側にあるメニュー領域。 投稿・固定ページ・外観・プラグイン設定などへ移動できる

5 SEO・サイト運営サポート用語

用語 意味 例・補足
index(インデックス) 検索エンジンがサイトをデータベースに登録すること。 インデックスされていないと検索結果に表示されない。rel="noindex" を付けると対象外にできる
follow / nofollow 検索エンジンにリンクをたどらせるか制御する属性。 rel="nofollow" を付けるとリンクを評価対象外にできる
XML データを構造化して表現するマークアップ言語。 WordPressのサイトマップやFeedに使われる
サイトマップ 検索エンジンにページ構成を伝えるファイルやページ。 XMLサイトマップ(検索エンジン用)とHTMLサイトマップ(ユーザー用)がある
X-Robots-Tag HTTPヘッダーで検索エンジンのインデックスやフォローの制御を行う仕組み。 例: X-Robots-Tag: noindex を付けるとページやfeedが検索結果に表示されなくなる
RSS 更新情報を配信する仕組み。ブログ購読に利用される。 例: WordPressでは /feed/ でRSSが提供される
feed サイトの更新情報を自動配信するデータ形式(RSS / Atom)。 ニュース更新やブログ記事一覧の取得に使われる

6 アクセシビリティ・ユーザービリティ用語

用語 意味 例・補足
a11y Accessibility(アクセシビリティ)の略。Webサイトを誰でも利用できるようにする取り組み。 視覚障害者、聴覚障害者、高齢者など、あらゆるユーザーに対応する
WCAG Web Content Accessibility Guidelines。Webコンテンツのアクセシビリティの国際基準。 画像の代替テキスト、色彩コントラスト、キーボード操作対応などの基準を含む
ARIA Accessible Rich Internet Applicationsの略。動的コンテンツやUI部品のアクセシビリティ向上用属性。 ボタンやタブなどに rolearia-label を追加してスクリーンリーダーに情報を伝える
キーボード操作対応 マウスを使わずにキーボードだけで操作できるようにすること。 フォームやメニューのタブ移動、Enterキーでの選択など
コントラスト比 文字やUI部品と背景の色差の比率。低視力ユーザーでも認識しやすくするために重要。 WCAGでは最低4.5:1の比率を推奨
ユーザビリティ 使いやすさ・操作しやすさのこと。 直感的なナビゲーション、わかりやすいラベル、迷わないUI設計などを指す
レスポンシブデザイン PC・タブレット・スマホなど、画面サイズに応じて最適表示される設計。 ユーザビリティ向上にも直結する

7 まとめ

この用語集を参考にすれば、WordPressの管理画面で出てくる専門用語も理解しやすくなります。
初心者の方はまずここにある用語を覚えておくと、操作やサイト運営がぐっとラクになります。