robots.txtの最適化|SEOに強くなる正しい書き方とNG例
目次
WordPressサイトを運営していると、検索エンジンが必要なページを正しくクロールしてくれないことがあります。その原因の1つが robots.txt の誤設定です。本記事では、WordPress向けに最適化した robots.txt の書き方、実際の設定例、そして Google Search Console でのサイトマップ送信方法まで分かりやすく解説します。(※robots.txtは任意です。)
1 robots.txtとは?
robots.txt は検索エンジンのクローラーに対し「サイト内のどのページをクロールしてよいか」を指示するためのファイルです。WordPressのルートディレクトリ(/public_html/)に設置します。
以下は WordPress で推奨される robots.txt の例です(2024,2025年のSEO基準準拠)。
# =========================================
# robots.txt
# Lightning + GA4 + WP Statistics + AdSense対応
# =========================================
User-agent: *
Disallow: /wp-admin/
Allow: /wp-admin/admin-ajax.php
Disallow: /feed/
Disallow: /category/
Disallow: /tag/
Allow: /wp-content/
Allow: /wp-includes/
Disallow: /wp-login.php
Disallow: /xmlrpc.php
Disallow: /*?order=
Allow: /*?s=
Allow: /*?paged=
Allow: /*?p=
Allow: /*?post_type=
User-agent: AdsBot-Google
User-agent: AdsBot-Google-Mobile
User-agent: Mediapartners-Google
User-agent: Bingbot
User-agent: AdIdxBot
Sitemap: https://example.com/wp-sitemap.xml
※注意:
-
-
-
/feed/、/category/、/tag/ は重複コンテンツが発生しやすいため、SEO上「Disallow(禁止)」が推奨されます。-
Sitemap: の example.com はあなたのドメイン(例:https://wordpress-tips.net/)に変更してください。
2 WordPressでrobots.txtを設置する方法
ファイル名:robots.txt
設置場所:/public_html/robots.txt
メモ帳などのテキストエディタで robots.txt を作成し、FTPでWordPressのルートディレクトリにアップロードします。
WordPressが自動生成する robots.txt もありますが、細かい制御を行いたい場合は物理ファイルの設置がおすすめです。
3 ディレクトリ構造(例)
- public_html/
- wp-admin/
- wp-content/
- wp-includes/
- index.php
- wp-login.php
- wp-config.php
- robots.txt
4 Google Search Consoleでの wp-sitemap.xml の送信方法
- Google Search Console にログインします
- 左メニューの「サイトマップ」をクリックします
- 新しいサイトマップの追加欄に
wp-sitemap.xmlと入力し、「送信」をクリックします - 一覧に「/wp-sitemap.xml」が追加されていれば正常です
- 送信直後に「成功しました」と表示され、検出ページ数が 0件 でも問題ありません。1~3日後に検出件数が増え始めます。
5 Google Search Consoleで個別ページをインデックスさせる方法
- Google Search Console にログイン
- 左上の「URL検査」を開く
- インデックスさせたいページのURLを入力
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
6 「クロール済み - インデックス未登録」の原因と対策
URL検査で「クロール済み - インデックス未登録」になる理由は以下です:
- robots.txt または noindex タグで制限している
- 内容が薄い・重複している・評価が低い
- クロールされたが、インデックス優先度が低い
対策:
- robots.txt に誤った Disallow がないか確認する
- noindex タグが不要ページに付けられていないか確認
- 記事の質を改善し、再度「インデックス登録をリクエスト」する
7 まとめ
- robots.txt は検索エンジンへの「クロール指示書」
- カテゴリ・タグ・RSS は Disallow が推奨(重複回避)
- Google Search Console では
wp-sitemap.xmlの送信が最重要 - インデックス未登録の原因は robots.txt・noindex・低品質コンテンツのいずれか
- 物理ファイル robots.txt がある場合は WordPress 自動生成より優先される
正しい robots.txt の設定とサイトマップ送信で、クロール効率が大きく向上し、WordPressサイトのインデックス登録も改善します。


