WebP(ウェッピー)とは?メリット・デメリット・編集方法・おすすめ変換ソフトまで徹底解説

WebP(ウェッピー)は Google が開発した 次世代画像フォーマット です。
JPEG や PNG より軽量で、WordPress の高速化(特に LCP 改善)にも大きく貢献します。

この記事では、WebP の特徴・メリット・デメリット・編集方法・おすすめ変換ソフト を初心者向けにわかりやすくまとめました。

1 WebP(ウェッピー)とは?

WebP は「圧縮しても画質が劣化しにくい」ことが最大の特徴の画像形式です。
2025年現在、すべての主要ブラウザが対応しており、WordPress の高速化に欠かせない存在になっています。

形式 特徴 ファイルサイズ
JPEG 写真に強いが圧縮で劣化する 大きい
PNG 透明背景に強い 非常に大きい
WebP 高圧縮&劣化しにくい。透明もOK 最も小さい

2 WebP のメリット

2.1 圧倒的に軽い(最大90%軽量化)

WebP の最大メリットは「同じ画質なら 40〜90%も軽くなる」ことです。
LCP改善に直結します。

2.2 PNG のように透明に対応

透過背景が必要なアイコン・ロゴでも WebP が使えます。

2.3 Google が推奨している画像形式

Core Web Vitals 対策として Google 公式のPageSpeed Insightsでも
「WebPに変換してください」 と表示されます。

2.4 WordPress 6.x では標準サポート

いまは追加プラグインなしでアップロード可能です。

3 WebP のデメリット

3.1 古いブラウザだと表示できない

ただしスマホ・PCの 99%以上が対応済み のため実用上問題ありません。

3.2 Windows標準では開けない場合がある

Windows 10 以前は標準ソフトで開けないことがあります。
その場合は視聴ソフトを追加する必要があります。

3.3 JPEGより“少しだけ”編集に向いていない

編集自体はできますが、一部ソフトで対応が弱い場合があります。

4 WebP を編集できるソフト一覧

  • Photoshop(プラグイン不要で対応)
  • GIMP(無料・日本語対応)
  • Photopea(ブラウザで編集OK)
  • XnConvert(一括変換が超便利)
  • IrfanView(軽量ビューア)

5 WebP への変換方法(初心者向け)

5.1 TinyPNG(簡単・無料)

画像をドラッグするだけで WebP に変換できます。

5.2 Squoosh(Google公式)

画質を見ながら調整できるので便利です。

5.3 Photoshop

Photoshopでは次の手順で保存できます:

  1. 画像を開く
  2. 「ファイル → 形式を指定して保存」を選択
  3. 「WebP」を選択

6 WordPress で WebP を使うべき理由

WebP を使うとページの画像が軽くなるため…

  • LCP が改善する
  • INP が改善する(JSの負荷が減る)
  • CLS が改善する(読み込みが早くなる)
  • SEO が向上する

特に Hero画像やアイキャッチ画像は WebP 一択です。

7 WebP を使わない方がいいケース

実は WebP に向かないケースもあります。

  • RAW写真を細部まで保ちたい → JPEGが適切
  • 編集を繰り返す予定 → PNG/JPEGが安全
  • 古いシステム・特殊用途 → PNGの方が互換性高い

基本的には「サイトに表示する最終形」は WebP が最適です。

8 WebP のよくある質問

8.1 Q. すべての画像を WebP にした方がいい?

はい、ほとんどのケースで推奨されます。

8.2 Q. PNG と WebP はどっちが良い?

透過画像もWebPでOK、画質も綺麗で軽いです。

8.3 Q. もとの JPEG は削除してOK?

はい、編集しないなら削除して問題ありません。

9 まとめ

WebP(ウェッピー)は WordPress サイトの高速化に欠かせない画像形式です。
特に LCP 改善に直結するため、アイキャッチ画像・Hero画像・サムネイルは必ずWebPに変換しておきましょう。

次のステップとして、変換ソフトで画像をWebPにしながら、
PageSpeed Insights でスコアを確認してみてください。