::beforeと::afterの違いを学ぶ!h2見出しにアイコンを付けよう
CSSの ::before と ::after、聞いたことはあるけど「なんだか難しそう…」と感じていませんか?
実はこれ、使いこなせるようになるとデザインの幅がぐっと広がる超便利な機能なんです!
今回は、「:before」「::before」「:after」「::after」 の違いをやさしく説明しながら、実際に見出しにアイコンを付ける方法を楽しく学びましょう!
1 Font Awesome アイコンを使う前の準備
この記事では Font Awesome のアイコンを見出しに追加します。
ですが、まずは Font Awesome が正しく読み込まれている必要があります。
- WordPressのテーマやプラグインで読み込まれているか確認
- もし読み込まれていない場合は、テーマの
functions.phpに以下を追加で読み込む
<!-- Font Awesome を読み込む例 -->
<link rel="stylesheet" href="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/font-awesome/6.4.0/css/all.min.css">
これで Font Awesome のアイコンを CSS で使う準備が整います。
2 まずは「::before」と「::after」ってなに?
「::before」と「::after」は、HTMLの中には存在しない“仮想の要素”を作り出すCSSの機能です。
要素の前後に「おまけ的な内容(飾り・アイコン・文字)」を追加できるんですね。
h2::before {
content: "★";
}
h2::after {
content: "☆";
}
すると、こんな風に表示されます 👇

HTML側には何も書いていません。
つまり、CSSだけで「前」と「後ろ」に装飾を足せるのが ::before と ::after の魅力です!
3 :before と ::before の違い
ここでよく出てくる疑問が「コロンが1つと2つ、何が違うの?」という点ですね。ズバリ、こう覚えてください👇
| 書き方 | 仕様 | 意味 | 今のおすすめ |
|---|---|---|---|
:before |
CSS2以前 | 旧書式(古い書き方) | ❌ 非推奨 |
::before |
CSS3以降 | 正式仕様(疑似要素) | ✅ 推奨! |
:after |
CSS2以前 | 旧書式 | ❌ 非推奨 |
::after |
CSS3以降 | 正式仕様 | ✅ 推奨! |
動作はどちらも同じですが、CSS3から「疑似クラス(:hoverなど)」と「疑似要素(::beforeなど)」を区別するためにコロンが2つになりました。
つまり これから書くなら ::before / ::after が正解 です!
4 実践!h2見出しにアイコンを付けてみよう
では実際に、h2見出しにアイコンを表示してみましょう。
以下のコードをそのままコピペしてOKです!
<h2 class="icon-heading">CSSでアイコン付き見出しを作ろう!</h2>
/* -----------------------------
* ::beforeと::afterの違いを学ぶ
----------------------------- */
/* 記事見出し用アイコン付きデザイン */
.icon-heading { /* 見出し全体の装飾 */
position: relative; /* アイコンの位置調整に必要 */
padding: 0.5em 0.8em 0.5em 2em; /* 左に余白を多めに確保(アイコン分) */
background: #f0f8ff; /* 背景色(淡い青) */
border-left: 6px solid #2196f3; /* 左側に青いラインを追加 */
font-weight: bold; /* 見出し文字を太字に */
}
/* 左側にアイコン */
.icon-heading::before { /* 疑似要素で左アイコンを配置 */
font-family: "Font Awesome 6 Free"; /* Font Awesomeを指定 */
font-weight: 900; /* solidアイコン用 */
content: "\f0a4"; /* アイコンコード(例:矢印) */
position: absolute; /* 見出し内で絶対配置 */
left: 0.6em; /* 左からの距離 */
top: 50%; /* 縦方向の中央揃え */
transform: translateY(-50%); /* 完全に中央に */
font-size: 1.2em; /* アイコンサイズ */
}
/* 右側にアイコン */
.icon-heading::after { /* 疑似要素で右側のアイコンを追加 */
font-family: "Font Awesome 6 Free"; /* Font Awesomeを指定 */
font-weight: 900; /* solidアイコン用 */
content: "\f024"; /* アイコンコード(例:タグ) */
margin-left: 0.4em; /* テキストとの間に余白 */
}
このように表示されます👇
CSSでアイコン付き見出しを作ろう!
シンプルだけど、見出しがぐっと引き立ちますね!
Font AwesomeアイコンやSVG画像をcontentに指定する応用もできますよ✨
5 ::before / ::after の活用アイデア
- 見出しの両端に線や記号を入れて「タイトル感」を出す
- ボタンの左に矢印やアイコンを追加する
- 吹き出しの三角部分を::beforeで作る
- 引用文に装飾をつけてデザイン性アップ
HTMLを汚さず、CSSだけで装飾を追加できるのがポイントです。
特にブログや企業サイトの「デザイン統一」にとても便利です。
6 まとめ
::beforeと::afterは “仮想要素” を作るCSSの魔法!:before/:afterは古い書き方。新しいサイトでは使わない::beforeは要素の「前」、::afterは「後ろ」に装飾を追加- HTMLを変えずにデザインできる=とても効率的✨
まずは h2::before と h2::after を触ってみて、いろいろ遊んでみましょう!
CSSは“実験して覚える”のが一番です!


